一読して痛感したのは、全く中身を誤解していたことです。
この作品は、女の子を多数出す流行りの美少女コミックのように見えていました。
しかし、実際の内容は美少女コミックではなく、子供と大人の関係を描いたコミックです。
確かに主役は3人の女の子ではありますが、彼女らはあくまでまだ10歳であり、女というよりは子供らしさをあちこちで発散させています。
子供でも淡い恋心のようなものがかいま見えることがありますが、それは常識的に子供が抱くレベルを超えることはありません。
つまり、この作品の主題は恋愛ではなく、大人に対する決定的な不信感を抱いた子供達の信頼をいかに勝ち得るかという部分にあると言えます。
というわけで、割と面白かったのです。
ただ、短期集中版と読み切り版で内容や設定が一貫してないのが読みにくいですね。そこは残念です。